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椿茶が何故美味しいのか?、それは相性だったのです。

椿葉と甘茶の出会い

· 椿茶

椿茶は出会いから生まれています。

岩手県の内陸には九戸村と言う雪深い地域の山村があります。それはそれは美しい自然豊かな村です。この村で長年に渡り栽培して来たのが九戸甘茶でした。

3.11震災以降、お茶の葉がセシュウムを吸うと言う風評被害で、お茶科では無い甘茶は名前に茶と付くだけで取引に影響が出ました。そこで弊社では九戸甘茶を製麺や煮物に使いました。代表の私が料亭でバイトをした時代があり、砂糖が無い時代は甘茶で甘さを演出したのだと年寄りから聞かされていた事が記憶にあり、麺に程よい甘さ、煮物に白砂糖を使わないで甘さの演出が出来ないかと使い始めました。その効果は絶大な結果となりました。

甘茶は砂糖の200倍の甘さでノンカロリー、ノンシュガーなのです。しかし、男性にはちょっと甘過ぎると言う方もおりました。

弊社のパスタを食べて頂くために直営店を三年程やりました。そこで程茶に甘茶を出していました。甘過ぎると言う声も多くありました。美味しいのですが、とっても、しかし過ぎると言うお客様の声で、何かお茶を出したいと九州や沖縄にある椿茶を見つけて程茶しました。しかし、味わいと普通のお茶でした。かつノンカフェインでは無く、食べに来るお客様で妊娠中、カフェインに弱い、と言うお客様が出て、なかなか納得する程茶を見つけれませんでした。

そこで、そもそもお茶ってどんな種類と調べたら、緑茶の木は「椿科」だったのです。これには驚きました。多くのお茶の木は椿科だったのです。そこで弊社の本社地である陸前高田、となりの大船渡は市の花が椿だったので、これはお茶にならないか?、程茶で出したいと色々な実験と研究を重ねました。色々な素材を混合して見ましたが、相性があるようです。

そこで、ふと、製麺や煮物で使っている甘茶を混合して見ようとやってみました。比率を色々と変えて。焙煎方法も考え、実験に実験を繰り返しました。

そしたら、ある比率前後になったら、とても良い香りと甘さが出て来ました。相性がバッチリなのでした。さっそくお客様に程茶で出したら、大好評となりました。

売って欲しいとの言葉が多く、では売り出そうとなってパッケージしたのが2014年の4年前の春に売り出しました。それがこの三陸の地、岩手沿岸の椿葉を使った、「椿茶」の誕生となった訳でした。三陸椿物語が始まった時でした。しかも検査に出しましたら、ノンカロリー、ノンカフェイン、ノンシュガー、ちょっとのビタミンCと検査結果が出た訳です。これは嬉しいお茶が完成したなと皆でバンザイをしました。

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