• 会社概要

    私たちの沿革を紹介します!

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    Banzai Factory co.ltd

    会社名: 株式会社バンザイ・ファクトリー

    代表取締役:髙橋 和良

     

    本社登記・工場 

    〒022-0002

    岩手県大船渡市大船渡町字茶屋前 7-7

    電話 0192-47-4123  FAX 0192-47-4128

    資本金 70,000,000円 

     

    (大船渡市に拡張工場を三棟連結建設し2018年5月1日から移転して操業開始致しました。なお、陸前高田市の旧工場は、ひころいちファーム「陸前高田市本社」さんが使っています。)

     

     

     

    「椿茶」の仕事は福祉施設さんとの連携を行なっています。三陸沿岸地域から葉の採取、そして一次加工を行いバンザイファクトリーが1Kgを2,000円で買取しております。道具や食用アルコールはこちらから供給しています。送料も遠方の場合はバンザイファクトリーが持っています。

     

     

    生産は原材料から商品パッケージまで自社工場で一貫生産をしております。(南部鉄器のパーツ、椿茶のTパック詰め、粉末化、のみ外注しています)

  • 役員の紹介

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    髙橋 和良 

    代表取締役 商品企画開発と製造担当 (CEO)

    高橋和良  代表取締役  O型 蠍座 

     

    最終学歴と経歴

    ●国立大学法人・三重大学大学院・工学研究科博士課程後期 博士号取得(システム工学)

    ●(株)リコー採用、オフコン・FAX修理のグループ企業に出向、後に地域販社岩手リコーに出向・転籍し退職。

    ●(株)CSKのグループ会社設立に参画、専務取締役就任  <退任12年後に合併をしてIPO>

    ●オーナー企業として医療システム開発会社設立。株式公開(IPO)が目前であったがM&Aにて引退

    ●岩手の素材をITシステムで独特な商品開発をする為にバンザイファクトリーを起業し現在に至る

     

    ●当時、岩手県の特産であり伝統工芸だった南部鉄器、漆器木地生産国内一位(過去国内70%時代もあった岩手県)、国産漆の65%シェアを誇る地域資源を三次元ITシステムを使って新たな木工製品を模索して業界に刺激と貢献をしたいと思い、岩手県盛岡市にて工房を創業し研究開発を始めた。生産増量となった2009年秋に秋田県田沢湖半・水辺に30秒の場所に工房を新築し増産に入った。2011年3月11日の東日本大震災を転機に2012年8月に陸前高田市に工房を移転新築し、同じく12月に陸前高田市内に自宅建設、2018年8月に大船渡市に移転拡張工場建築をして今日に経る。

    個人資産投資の大半と借金は、被災地に於ける「商品創出」と「工場建設」への先行投資、幼少からの課題である「歯」の治療とワインに使い果たした。

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    髙橋 美栄子 

    営業販促・経営管理担当取締役 (COO)

    高橋美栄子 常務取締役  A型 うお座 

     

     

    最終学歴と経歴

    ●国立大学法人・岩手大学卒 

    ●(株)経調 4.5年、ソフトウェアー開発者として金融システム、都内銀行の管理システム等の開発に携わる。

    ●(株)フォーラムエンジニアリングシステムにてシステムエンジニアを行った。

    ●医療システム開発会社・取締役副社長・開発管理。カナダのグループ会社(R&Dセンター)の社長を兼務。

    ●バンザイファクトリーの常務取締役、東日本大震災後に陸前高田市に移住し今日に経る。

     

    経験仕事内容

    (AppleComputer関連のインストラクション、DTP出力センターの立ち上げ、その後開発全体・経営全体のCOO)、カナダ子会社(研究開発)社長就任、上場準備の為に監査法人(国際税務監査も含む)担当、14年後にM&Aを行い引退。バンザイファクトリーでは経営全般

     

    ●趣味はドラマと映画好きな凄まじい馬鹿、ピアノ、ガーデニングが趣味。

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    髙橋 知子 (ともこ)

    技術開発担当取締役 (CTO)

    高橋知子 取締役  A型 おひつじ座  

     

    最終学歴と経歴

    ● 東北電子計算機専門学校卒 <情報技術国家資格取得者>

    ● 高橋和良、高橋美栄子が経営する医療システム開発会社に新卒で研究開発センターに勤務。C言語、ORACLE、C++、ビジュアルCを使 い、全国の大学病院の画像サーバー、GEメディカル、IBM、日立メディコ、東芝メディカル、富士通との動画像サーバー、ドキュメントサーバー、医療機械 のサーバーシステムの開発を行った。

     

    ●(株)バンザイファクトリー創業に加わり、CAD、CAM、三次元スキャンシステムの開発をしながら、我杯、マギーカップ、iPhoneケースの開発を行い、3.11東日本大震災後に陸前高田市に移住し今日に経る。

     

    得意技は「料理」、ぬいぐるみや小さい造形デザインも商売出来るレベル。

  • 私達の歩み

    情報技術(IT)とは「情け」に「報いる」技術

    会社沿革

    2005年12月 

    高橋和良が盛岡市内のアパート6畳間で一人で創業し、15年間経営していた、医療画像処理・医療ITシステム開発会社(日本国内とカナダ)をM&A によって大手企業に株式売却し現役引退(高橋和良46歳)。その医療システムは大手電子カルテメーカー数社のエンジンの要素として使われた。2007年までは相談役として関わり医療システムの企画を行った。この会社が開発したシステムは全国の国立大学病院、大手医療機関の過半数以上にインストールされている。

     

    M&Aの理由は故郷で衰退をしていた当時の木工業界(漆器木地生産日本一・過去は70%近くと聞いている)、南部鉄器(この前後は倒産があった)、漆(国内産の65%以上を生産)、それらの地域資源を活用し、ITの力を使って商品化をして、故郷に役立ちたいと考えた。「人生で全く経験が無い」クラフト工房の準備に入った。

     

    このM&Aした会社設立には岩手県陸前高田市の恩人と恩人が経営する大船渡市の流通業からの支援と、岩手県盛岡市の製パン業の経営陣から支援して頂いた経緯があり、よって三陸に強い恩義があり震災後の移住を決心した経緯となる。

     

     

    2005年12月

    引退後、高橋和良、高橋美栄子、高橋知子、三人で岩手県盛岡市にIT木工を研究開発する会社を登記、仕事の立ち上げ準備に入る。株式会社サーガ。 岩手の木、岩手の漆、岩手の鉄器、三次元ITをテーマに研究を始めた。

     

    2006年5月

    盛岡市北松園に小さい工房が完成。超高解像度三次元レーザースキャニング入力システム、三次元切削加工機、3D・CAD・CAMシステムの導入しシステム開発を始めた。木材業社さんに大量の丸太の調達(乾燥工程も含めて三年分)を発注する。2007年冬発売を目指して木地にすべく乾燥作業(一年半以上のシーズニング実験)に入る。

     

    2007年8月

    IT木工製品、「我杯」を発表。岩手の木、岩手の漆(トップモデルのみ)、南部鉄器蹄鉄装着し、商標取得、特許申請を行う。岩手素材にこだわった新しい伝統工芸素材の仕事を立ち上げた。岩手県ビジネスプラン・グランプリ大会にて「大賞受賞」、リエゾンiにて「最優秀賞を受賞」。2008年より岩手県工業技術センターと共同研究開発を行う。

     

    2009年8月末

    売上増加と研究開発の強化と業務拡張の為、盛岡市から車で一時間圏内(新幹線で30分)の風光明媚な国定公園、秋田県仙北市田沢湖畔・水辺隣接(国定公園内) に710坪、建物120坪のIT木工工場を建設。会社名を(株)サーガから(株)バンザイファクトリーに社名変更。夢だった湖畔での仕事生活が実現。我杯の販売を強化し売上も伸びて成長して行く。

     

    2011年3月11日 (東日本大震災・大津波来襲)

    東日本大震災・津波による故郷の岩手が大被害となる。高橋一家の今日に至れた大恩人や友人が、岩手県陸前高田市と大船渡市で被災した。

     

    2011年7月

    内陸でのうのうと暮らしてはいられないと考え、被災地にて商品開発・雇用を行うための研究開発用の工房建築を決心する。ここから5年間は研究開発に先行投資を続けて地域資源に特化した商品開発を探って行く事を家族と話し合う。 恩人や友人と相談し、中途半端な通いの気持ちでは上手く行かないだろうと言う事になり、建設間も無い現在の場所から撤退し、工房を陸前高田市に新規建築を決意する。現在の建てたばかりの工房売却、家、土地の売却、生命保険等の解約、これらを行なって、先行投資資金を用意立てて、「人生で全く経験が無い」食品の研究開発を始める事を決めた。

     

    ※震災により木工品は一旦、仕事を辞める。自粛ムードからもその後、我杯や木工品は売上を全く戻せず苦戦が続き、2018年現在も回復はして無いが、2019年後半になりスマートフォンケースは受注に生産が追いつかなくなる。

     

    2011年10月

    大船渡市末崎町の西館仮設住宅の集会所で「福おちょこ一本松」の製造訓練を、被災されたお母さんたち四人と指導員一人に木工品の塗り研修を始める。これが被災地での仕事創出をする足掛かりの第一歩となった。

    同時に2012年に工場を陸前高田市の米崎町に建築が決まり、その時に発売する新商品開発の製麺研究を田沢湖工房で始める。これからは数年、売上がほとんど無い状況が続くので、全て個人資金での先行投資で続けて行く。

     

    2012年8月中旬

    新築三年も経たない田沢湖畔工房を、土地購入時と総建築費の1/3以下の金額で売却(震災後は何もかも風評被害で下落した)。震災による復興の為に工事業者の手配にも苦慮し、自宅建築が遅れ、一 旦、岩手県遠野市・宮森村のコテージに移転。陸前高田市に毎日一時間かけて通勤をする。

     

    2012年8月 (工房建築が終了と稼働する)

    IT木工と製麺が可能となった。現在使用機材の移動と新規購入の特注製麺機械を導入して操業の準備に入る。8月2日から被災した方8人を中心にパートタイムで雇用、総勢11人で製麺訓練と製造をスタートする。新製品の冷麺、「マーメイド冷麺」発売。震災から一年半、やっと事業を再開した。

    しかし・・大苦戦となる。陸前高田市の気温の変化と水質(震災後)に苦しみ製麺の加水と生地コントロールが出来ず、製麺の質が悪く、クレームと返品が続く。木工の塗をやり雇用を維持するが、なかなか上手く立ち上がらない事が続く。また地域独特な資源が無いのかと調査・模索を始める。

     

    2012年11月中旬

    星影のパスタ(断面星形の麺は国内初)、マーメイドパスタ(細麺)、2種類の新製品を発売。

     

    2012年12月1日

    陸前高田市に自宅完成移住。

    工場の建設や自宅建設、それらへの設備に関しては「被災企業や被災者では無い」、「震災時に被災県に居なかった」この事が大きく影響して「助成金や補助金」その他は申請するが条件には入らず、申請しても落選を続ける。その後、2018年になっても震災復興関係の大きな補助金、助成金は使わず経営を続けて行く。

     

    2013年6月

    星影のパスタと椿マーメイドバスタはソースに気仙椿油、椿マーメイド冷麺は麺に気仙椿油を使用。立ち上がり始めて忙しくなる。が、しかし後に地元産の油が潤沢に入らず苦戦し工場を止める日が多くなる。(産地にこの気仙地区と書いていたので、他県の椿油を使うと産地偽造になる理由)。復興支援関係で椿油の需要が増えて地元では貴重になり、工場生産は立ち行かなくなり、商品の方向転換 をしいられる。ここで地元素材を中心に開発した製麺は大きく製造販売に出遅れる。

     

    2013年10月

    福おちょこ・一本松が、岩手県産品コンクールにて、二位の岩手県市長会会長賞を受賞する。震災からのスタッフは大喜び。製麺は伸びず、福おちょこの生産で雇用を維持する。

     

    2014年9月

    先行投資で研究開発した物の質感を高める為に、直営の実験店を盛岡市に作る。

    工場直営店の生パスタ専門店、椿の森Miniをオープン。沿岸出身で内陸にお嫁さんに来た人、その地に縁がある人、高橋一家の友人、父が陸前高田出身の若き店長が従えて開店。本社工場の製麺量が維持されて雇用を維持し、かつ麺の質感を向上させて行く。ここで呈茶用にと椿茶の開発を加速する。

     

    2014年12月

    陸前高田市の嵩上げ地に立地募集第一号の申し込みを印鑑を押して行う。市役所との立地交渉が上手く纏まらず断念する事となる。陸前高田市内の他の土地物件を多数交渉するが、地域の文化特性により実現せず陸前高田市内への新拡張工場建設を2015年に断腸の思いで断念する。

     

    2014年12月

    一関にオープンしていた飲食店、麺の納品先が閉店し、製麺がドンと減る。経験の無かった食品開発には苦戦が続く。

     

    2015年5月

    大きく投資した納品先(被災者が起業したパスタ専門店)がラーメン店に鞍替えする事になり、製麺製造は激減をする。直営店と東京のレストランさんのみに出荷となり、工場の稼働率が激減する。新規仕事創出にスピードを要求される状況となる。これを機に辞めて行くスタッフも出た。

     

    2015年10月

    砂糖、食塩、添加物を使わない、三陸甘露煮ギフトセットの開発に成功し発売する。復興庁の東北ビジネスコンテストに応募し最優秀の「大賞」を受賞する。

     

    2015年11月

    約2年間の研究を経て、盛岡市の直営レストランで好評となった「椿茶」を発売する。

     

    2016年5月

    震災から9回目の助成金、補助金を申請するが全落選。先行投資の為に、さらに一家の保険解約等をして先行投資資金捻出し研究開発を続ける。

     

    2016年6月

    スマートフォン・ウッドケース開発を諦めきれず、飛び込みでドアを叩いて回った美大の中で、武蔵野美術大学だけが産学連携でデザインの共同研究開発を引き受けてくれる事になる。2015年7月から1年間の産学連携をしてくれた。三重大学と武蔵野美術大学とバンザイファクトリーの産学連携が始まった。その成果となるiPhone 6, 6s , SE,ユニバーサルデザインケース発売記念記者会見を東京ミッドタウンで行う。武蔵野美術大学との産学協同研究の成果として製品発表。イギリスのダイソー博士 の手にウッドケースが武蔵野美術大学の学長から手渡される。

     

    2016年7月〜お盆まで

    三陸甘茶煮、県内百貨店、東急さん、予測売上を超えて大量受注、徹夜、製品改良、仕入れの不足対応に駆けずり回る、その後は毎日残業で製造を続ける。新型の 真空パック機を二台導入し、何とか出荷を間に合わせてお盆を乗り切る。製麺、製茶のメンバー、総務も全員製造箱詰め出荷を行う。その後の海産物在庫の「枯渇」により納品の遅延が起きてクレームになり、三陸全体に広げて仕入れを行なったが追いつかなくなる。

     

    2016年9月7日〜8日

    いわて特産品コンクール開催

    iPhone用ユニバーサルデザイン・ウッドケースかえで、二位「岩手県市長会会長賞」を受賞三陸甘茶煮が三位の、「いわての物産展等実行委員会会長賞」を受賞

     

    2016年11月

    東北六県でのコンテスト、新みやげもの東北にて、椿茶の茶筒が「二位、優秀賞」を受賞。かつ椿茶ティーバックも同時に「佳作」に入賞。椿茶二品目が東北大会で受賞した。これは工場にも、現地で支えて来てくれた方々も喜び、工場と店舗のスタッフは大喜びとなった。

     

    2017年2月

    三陸甘茶煮・宝船、完成。2017年原材料の高騰と海産物の水揚げが減少している為、製造が困難になり苦悩のギフト製造となって行く。ホタテの価格高騰、ホタテの貝毒、魚の水揚げ減少、アピオスが不作となり、作れば作るほど経営的には辛い状況となり追い詰められる。原材料の調達について大きな苦労を続け、今回で味わいギフト生産を辞める事になった。

     

    2017年10月27日

    林野庁・補助事業、日本ウッドデザイン賞に、iPhoneウッドケースが入賞を果たす。

     

    2018年5月1日

    新工場落成、記念式典を行う。工場は大船渡に移転。岩手県大船渡市大船渡町字茶屋前7-7

     

    2018年6月20日、新製品 正式発売

    弊社の量産プロダクツ、三陸わかめの大黒柱をリリース。2014年に気仙甘露煮から2015年三陸甘茶煮となり、ギフトから単品の切り出しとして、さらに味付け、椿茶煮製法を新たに開発(精錬砂糖、精錬食塩、添加物を使わない、あまじっょぱい味わい)してデザインも一新しての発売。

    (ホタテが貝毒で出荷未定となった、原材料が全て倍になる高騰によって、作っても作っても儲からない製造になり、ギフト商品を経営方針として諦める事に決定)

     

    2018年10月29日

    富士通株式会社と特許ライセンス契約の調印式を行う。スマートフォンのウッドケースに芳香剤チップ(富士通特許)を埋め込み、長時間に渡って香水やアロマの香りを維持出来る、女性に向けた新製品の開発をスタートする。(復興庁さんの主催する「結の場」にて出会い、三陸基金により支援を受けて成立する) iPhone用のウッドケースの生産は伸びる。

     

    2019年2月1日

    岩手県主催、水産品加工品コンクール出品。三陸わかめの大黒柱、審査員特別賞受賞

     

    2019年10月

    共生地域創造財団(九州・グリーンコープ生活共同組合さんの会員さんからの寄付によって出来た)が運営する陸前高田市・ユニバーサル就業支援センターさんとの半年以上に及ぶ取り組みが少しづつ成果となる。陸前高田市・大船渡市の、引きこもり、就労困難である方々、高齢者の就労準備として、椿茶の一時処理「椿葉採取から磨きを中心にした作業」として取り入れて頂いた。軽微であり負担も少なく、皆で集まって作業出来ることから、出て来て参加する方々が増えて行き効果を出しているとの報告を受ける。就職が決まったり、バイトが決まったり、引きこもってなく、施設に出て来る方々が増えるようになり、椿茶の葉処理は一番人気の時間割になっている。その椿を買取っているので椿茶の生産量が増える。

     

    2019年11月21日

    新東北みやげコンテスト(東北6県)、椿茶Miniパックが、二位グループの優秀賞を受賞。椿茶プロダクツはこれによって、二位優秀賞を二度、佳作一回の合計3回受賞となる。コンテストで一商品名が3回の受賞は椿茶のみ。

     

    2019年11月

    陸前高田市内の就労継続支援B型事業所・社会福祉法人愛育会 作業所きらり、さん、大船渡市のA型作業施設ポプラさん、との作業依頼が始まった。椿茶の一次処理「椿葉採取から磨きを中心にした作業」として取り入れて頂いた。特に車椅子の作業員には仕事を割り当ているのがなかなか大変でしたとの事。この椿葉の仕事は車椅子や足腰の弱い・悪い人にも作業が出来て助かっています。とのお話しで椿葉を持ち込んで頂き買取が始まりまった。これにより、さらに椿茶の生産量が増える。

     

    2020年5月〜7月

    コロナウイルスの影響により、急成長期に入っていた会社の食品製造(椿茶、ワカメ、麺)は一時期100%の大幅なダウンになる。経営的には苦難を強いられる。ホテル旅館、JR関係にある店舗、土産物店、百貨店、空港売店、観光産業と、多くの飲食店を中心として取引していた事からである。

    意を決して、ここから一年間の製造技術の研究開発を強化。乾燥システムを開発し、設備を三倍に増設、焙煎システムを自社開発。これで品質を一気に上げる。

     

    2020年6月25日

    一般社団法人レッドカーペット・プロジェクト発足、代表理事に高橋和良就任。陸前高田市の中心地・津波による被災未利用土地に椿を植える活動を強める為に、陸前高田市と協定書を交わす。スタートアップ植樹は岩手ダイハツ販売(株)の寄付と支援により行う。

    https://rcp.life/

     

    2020年9月14日

    コロナ渦に椿茶が、ホテル椿山荘東京さんに採用され、工場検査・品質管理を経て、OEM製造が始まる。椿山荘さんの椿茶は「厳選」され「特別」に製造される。

     

    2020年10月〜2021年3月

    国立岩手大学、岩手県工業技術センター、との共同研究により、ワカメの未活用部位のマーケティング、現地調査、生産技術の研究を行い新製品を開発する。

     

    2021年8月

    9年前の8月3日から操業開始した陸前高田工場で作り始めた最初の商品、冷麺とパスタをコロナ渦で取引先の極端な減少により生産活動を終了する。三陸での操業第一号である被災者のお母さん達と立ち上げた製麺事業の歴史に幕を下ろした。

     

    2021年1月〜6月末

    iPhoneケースの受注が極小生産能力を超えて三ヶ月待ち以上になり納期クレームが発生、半年間の受注を停止する。生産体制とシステム変更、切削能力を向上させ受注再会。2022年9月時点で一ヶ月待ちまで回復する。

     

    2022年1月

    椿茶の採取から一次作業を行い納品する障がい者施設さんが、岩手三陸海岸(大船渡市3ヶ所、陸前高田市2ヶ所)、宮城三陸海岸(気仙沼市1ヶ所、石巻市1ヶ所)で7ヶ所になり、椿茶の生産能力は飛躍的に伸びる。高額な仕事な事から、品質管理が徹底され、葉の状態は格段に向上する。大量自生椿の北限・大船渡〜石巻市まで広がり、施設の利用者のご家族にも喜んでもらえる形になった。

     

    2023年2月27日

    岩手県リエゾンi、二位受賞 ワカメの未活用部位を商品化、岩手大学と岩手県工業技術センターとの産学協同連携成果への評価を頂き賞金を手にする。

     

    2023年4月

    国立岩手大学 農学部森林科学科 真坂教授、バンザイファクトリー 、レッドカーペット・プロジェクトと椿の生育についての産学連携・共同研究がスタートする。三年間に渡って行う事が決定。

     

    2023年9月

    河内屋ジェノス(株)と販売代理店契約を行い、椿茶を東京都・首都圏の飲食店に展開を始める。

     

    2024年1月28日

    大船渡市ビジネスプラン・コンテストに9年目の社員、菅原美穂・事業部長が登壇。三陸椿物語でグランプリ(大賞)を受賞する。副賞の観客賞も受賞する。

     

    2024年3月1日

    国立大学法人・岩手大学、農学部森林科学科(真坂教授)、四年生の相川ゆきえ、バンザイファクトリー 、レッドカーペット・プロジェクトと椿の生育についての産学連携・R5地域課題解決プログラム成果発表会を地域連携推進センターで行い、数多い他の成果発表を押さえて「最優秀賞」を受賞する。2024年4月からは大学院にてさらに二年間の研究を共に行う事が決定している。

     

    2024年3月17日

    東北SIA(ソーシャル・イノベーション・アクセラレータ)インパクトコースで代表の高橋和良が登壇。三陸椿物語が優秀賞を受賞。

     

     

     

  • 髙橋和良 3.11震災後の学術研究成績

    学術論文

    国際会議(2016〜)

     

    K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Tanaka, T. Ayabe, M. Takahashi, T. Takahashi, H. Takase and S. Tsuruoka, "A Study on Designing of Smartphone Case Based on 3D Analysis of Grip Forms", Proc. of 2016 IEEE 5th Global Conference on Consumer Electronics, pp. 92-93, 2016

     

    K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Tanaka, T. Ayabe, M. Takahashi, T. Takahashi, H. Takase, S. Tsuruoka, "Smartphone cases and human friendliness in information technologies", Proc. of 2016 12th International Conference on Natural Computation, Fuzzy Systems and Knowledge Discovery (ICNC-FSKD), pp. 1798-1802, 2016

     

    国内会議

     

    高橋 和良,平田 知也,川中 普晴,山本 晧二,高瀬 治彦,鶴岡 信治,多人数の3次元把持体データを用いた把持傾向分析に関する一考察~把持体形状設計のための指針 構築を目指して~,日本人間工学会東海支部2011年研究大会論文集,pp.40-41,2011

     

     

    高橋 和良,川中 普晴,平田 知也,鈴木 清詞,山本 晧二,高瀬 治彦,鶴岡 信治,把持体形状を決定するための指針構築を目的とした3次元把持体データ分析・モデリング法に関する検討,日本人間工学会誌 第48巻特別号(日本人間工学会第53回大会講演集),pp.406-407,2012

     

     

    高橋 和良,川中 普晴,山本 晧二,高瀬 治彦,日本人間工学会第57回大会,H23-2,2016

     

    その他

     

    書籍(共著)

    Y. Sasano, H. Kawanaka, K. Takahashi, K. Yamamoto, H. Takase and S. Tsuruoka, "Analysis of 3D Polygon Data for Comfortable Grip Form Design", Advanced in Intelligent Systems, Y.S. Kin, Y.J. Ryoo et al. (Eds.) Springer, ISBN 978-3-319-05499-5, pp. 85 - 94, 2014

     

    学術論文(共著)

    H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Takahashi and K. Suzuki, "Feature Extraction and Visualization from 3D Polygon Data for Determining a More Comfortable Grip Form - Awareness of Comfotability -", International Journal of Innovative Computing , Information and Control, Vol. 7, No. 5(B), pp. 3007 - 3018 , 2011

     

    国際会議発表(共著)

    Y. Sasano, K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, H. Takase, S. Tsuruoka, "A Study on Shapes Distribution of Grip Forms for Comfortable Grip Form Designing", Proc. of the Sixth International Workshop on Regional Innovation Studies (IWRIS2014), pp. 39 - 42, 2014

     

    Y. Sasano, K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, H. Takase and S. Tsuruoka, "Feature Analysis and Visualization of Grip Forms for Comfortable Form Designing", Proc. of Intl. Conf. on New Trends in Information and Communication Technologies (ICTT2014), pp. 235 - 240, 2014

     

    Y. Sasano, K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, H. Takase and S. Tsuruoka, "A Study on Trend Analysis of Grip Form for Comfortable Grip Form Designing", Proc. of the Fifth Intl Workshop on Regional Innovation Studies (IWRIS2013), pp. 22 - 25, 2013
     

    T. Hirata, K. Takahashi, H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Suzuki, H. Takase and S. Tsuruoka, “A Study on Extraction Method of Distal Phalanx Regions from 3D Polygon Data for Determining a More Comfortable Grip Form”, Proc. of 12th Intl. Syposium on Advanced Intelligent Systems (ISIS 2011), pp. 184-187, 2011
     

    H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Takahashi and K. Suzuki, "A Proposal of 3D Analytical Method for Designing a Comfortable Grip Form", Proc. of 2010 10th International Conference on Virtual System and Multimedia (VSMM 2010), pp. 267 - 273, 2011

    H. Kawanaka, K. Yamamoto, K. Takahashi and K. Suzuki, “A Method of Analyzing 3D Polygon Data for Determining a More Comfortable Grip Form ---Awareness of Comfortability---”, Proc. of the 1st International Workshop on Aware Computing (IWAC 2009), pp. 620 - 623, 2009

     

    国内会議(共著)

    川中 普晴,山本 晧二,高橋 和良,鈴木 清詞,把持体のポリゴンデータ分析に関する一試み〜「握りごこち」をサイエンスできるのか? 〜,日本知能情報ファジィ学会合同研究会 予稿集,,

     

    川中 普晴,笹野 祐嗣,高橋 和良,山本 晧二,高瀬 治彦,鶴岡 信治,ユニバーサルデザインのための把持特徴に関する一検討,日本人間工学会東海支部研究大会論文集,,

     

    太田 諒,山本 晧二,川中 普晴,高橋 和良,握り手の次元イメージからの指の位置の特定~ユニバーサルデザインの公式化に向けて~,日本人間工学会東海支部研究大会論文集,

     

    笹野 祐嗣,川中 普晴,高橋 和良,山本 晧二,高瀬 治彦,鶴岡 信治,握りやすさを考慮したデザインのための3次元把持体データ分析 ~指の形状に含まれる特徴量について~,平成年三重地区計測自動制御研究講演会講演論文集,,川中 普晴,高橋 和良,井上淳,握りやすさを考慮したスマートフォンケースの開発

     

    28-55MPEG-2デジタルファイリングシステムの応用:Navigation機能の初期検討

    伊藤記彦1), 菖蒲沢実1), 諏訪部章1), 那須雅孝2), 高橋和良3)
    1)岩手医科大学循環動態検査室, 2)循環器医療センター, 3)ドリームアクセス
    超音波検査技術   28(2): 269-269, 2003.

     

     

    テレビ取材

    K. Takahashi and H. Kawanaka, “Close up the person in Akita", News "KOMACHI", Akita Broadcasting Center of Japan Broadcasting Corporation (NHK), Jul. 7, 2010